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Q:冬の時期のピアノに関する注意事項はありますか?


A:寒くなる時期に「調律してそれ程経っていないのに、調子が悪くなった。」と言われ、行ってみますと、加湿器やストーブなどをピアノの近くで使っているのが見うけられることがよくあります。

寒くなってきますと、かじかむ手をストーブなどで温めながらピアノを弾きたくなりますね。

しかしながら、ピアノは湿度変化の影響を受けやすい楽器ですので、湿度が高すぎても、反対に乾燥しすぎもピアノにとってよくありません。

特にスチーム付きのストーブや加湿器を近くに置くなら、全体的には冷たいのにピアノの一部だけが温まり、金属の膨張や木部の反りで、音律の狂いやタッチの重さにバラつきが出てきます。さらに深刻になれば部品同士に隙間があいて交換修理が必要になったり、接着部が剥がれたり、逆に隙間がない箇所はひび割れが生じたりする可能性があります。 少々大げさになりますが、寒くて体が動かない時は部屋全体をゆっくり温めていくのが、賢明です。


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